DX時代に役立つプロジェクトマネジメント

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要件定義工程で顧客の体制にITプロジェクトの経験者が居ない

プロジェクト進行中に顧客の都合で作業が停滞することは日常茶飯事です。

特に、厄介なのが顧客サイドにITプロジェクトの経験者がいない時...

このようなとき、PMはプロジェクトを遂行するのに耐えうる体制を構築してもらえるように、プロジェクトオーナーへ直談判するのも一つの手です。

しかし、顧客の人材リソースにも制約(有識者は本来の業務で忙しい、たのプロジェクトに参加中...etc)があり、難しい場合が多いものです。

これは、プロジェクトのリスクです❗️

顧客体制がプロジェクトに耐えられない貧弱な状況であれば、PMはどうすれば良いのでしょうか?

お疲れ様です、ゆーろーです。

あなたが、

『要件定義工程で顧客の体制にITプロジェクトの経験者が居ない』

こんなプロジェクトでPMをやったら、どんなトラブルが起こるか想像してください!

想像しただけで、お先真っ暗…そんな気分ではないでしょうか?

このような問題を起こすプロジェクトの特徴は5つです。

 

特徴:1
顧客の仕様に関する不明点がQA管理されていない

特徴:2
顧客が業務で利用するデータ項目の定義を理解していない

特徴:3
顧客が業務改善範囲の優先度は理解しているがシステム機能としてのイメージがない

特徴:4
顧客がプロジェクトで『自分たちがやるべきタスクと実現体制』を洗い出されていない

特徴:5
顧客がプロジェクトのリスクが発生した場合に品質・コスト・スケジュール・要望のどれに影響が出るかを理解していない。

今、あなたが参加しているプロジェクトで、どれかに当てはまっていれば赤信号です...

この問題(要件定義工程で顧客の体制にITプロジェクトの経験者が居ない)は、実際に起こりました。

このトラブルをiPMに参加しているプロコンサルのMASAさんが、どのように解決したかをコラムで解説しています。

👍 このコラムは

むずかしさ :★★☆☆☆(PM初級者向け)

ボリューム :★★★☆☆(5分-8分で読める)

気付き学び :★★★★★(PJが成功せう体制作り)

お役立ち  :★★★★★(顧客体制を強化する攻略法)

仕事の実用性:★★☆☆☆(有識者のサポートが必要かな)

 

👀 コラム情報

コラミスト:MASAさん

発信元:iPM navi

配信日:20221101

 

それでは、コラムのあらすじをお伝えします。

 

😲 どんなプロジェクトなのか?

【プロジェクトの体制とスコープ】
・顧客は大手出版会社の情報システム部で財務会計の新規構開発を実施。

・システム化スコープは財務会計管理、管理会計管理、社員管理が対象。

・中堅SierのA社が開発ベンダーとして参画。

・A社は全開発工程の成果物の納品 とシステムリリースの責任を請け負う。

・開発体制は業務チーム、基盤チーム、テストチーム、管理チームで構成

プロジェクトの状況】
・現在、プロジェクトは要件定義工程を行なっている。

・A社の開発メンバは、PMの作成したWBSで作業を進めていた。

・しかし、要件の確認や確定が一向に進まなかった。

・これはITチームの要件定義の進め方、業務やシステムの理解が不足している訳ではなく、顧客が業務関連部署へのシステム化の説明と要件確定の調整が難航していた。

・そのため、要件定義工程の実施期間を延長しなければならない状態になっている。

😵 どんな特徴のプロジェクトなのか?

 

今回の実例は、炎上プロジェクトの特徴として『特徴4:顧客がプロジェクトで"自分たちがやるべきタス

ク"を洗い出されていないケース』です。

😀 どのように解決すればいいのか?

 

答えから言うと、この実例プロジェクトでは、こんな解決策を実施しました。

【解決策】
要件定義の取り纏めをITチームが支援し、100%の要件を盛り込みリリーススケジュールを変更しないようにタスクを組み替える。

顧客サイドにITプロジェクトの経験者が居ないと分かれば、PMなら初めに想像しなければならないのが、こんなことではないでしょうか?

自分たち(顧客)が、”やるべき作業(WBS)”が分からないだろ〜

こんなことを考えると思います。

そして、解決までの道標を作って、顧客のフォローをしていくはずです。

今回の問題プロジェクトは、iPMでプロコンサルとして参加しているMASAさんの実体験です。

MASAさんが、どんなアプローチで解決に至ったのか、詳しくはMASAさんが書いたコラムを読んでください。

特に、原因の分析と解決案から選んだ最後の手段は、あなたのお役に立つと思います😀

MASAさんが書いたコラムはこちら↓

最後まで、読んでくれて有難う御座います。